「現代企業の特質と社会の調和」
これは、上智大学の社会人講座「ソフィア・コミュニティ・カレッジ」での小林順治先生の講座内容のテーマです。
小林先生によると、社会人講座は最初は嫌々ながら始められた様ですが、結局1999年から2019年までの20年間続きました。この内、2006年からが「現代企業の特質と社会の調和」シリーズとなっています。
大学の裏に事務所があった関係でたまたま2002年の講座から受講しました。遠距離参加が多かった為、実際の出席回数は少なく、講義内容の確認は受講生の各位の御協力によりノートのコピーを頂く形でした。受講生も素晴らしい方が多くいろいろな思い出もありますが、引退後のプロレスラーの山本小鉄さんが参加されていた時期もあります。
残念ながら、運営方法の変更で「ソフィア・コミュニティ・カレッジ」自体が、2019年秋の講座で終了となってしまっています。今思えばその後の新型コロナ騒ぎを考えるとひとつの区切りだったのかとも思われます。
すごく基本的な内容で、今現在も学んだことが大変役立っており、ここの経営組織論の内容は、この講座の内容をもとに作成をしている内容も多くあります。
引用するにあたり、改めて講座の内容の一覧を確認し、思い出としても紹介しておきたいと思います。
上智大学 コミカレ 小林順治先生の講座一覧（木曜日） （他曜日の開催も有）
☆組織行動論シリーズ
１ ① 1999年 秋 わかりやすい組織行動論
２ ② 2000年 春 グローバル化と組織行動
３ ③ 秋 チームマネジメントとリーダーシップ
４ ④ 2001年 春 組織の変革
５ ⑤ 秋 マネジメント入門
６ ⑥ 2002年 春 アメリカ企業に学ぶ経営学━コカ・コーラ vs ペプシ (テドローのマスマーケティング史より)
７ ⑦ 秋 アメリカ企業に学ぶ経営学━ＧＭ vs フォード (テドローのマスマーケティング史より)
（⇒初受講）
2003年 先生のサバティカル休暇 バーナード 「経営者の役割」 輪読 前半
８ ⑧ 2004年 春 組織の人間関係 （転勤の為、受講出来ず）
９ ⑨ 秋 組織のおける意思決定
１０ ⑩ 2005年 春 組織行動の基礎知識
１１ ⑪ 秋 日本人の組織行動
☆企業と社会 ～現代企業の特質と社会との調和～
１２ ① 2006年 春 実態としての現代企業の特質＝企業とは何か？
１３ ② 秋 近代企業と株式会社の成立
１４ ③ 2007年 春 所有と経営の分離 ～金ピカ時代から大恐慌～
１５ ④ 秋 株式会社の所有の変遷と経営者の役割（所有と経営の分離） ～会社法と実態～
１６ ⑤ 2008年 春 企業者の動機と専門経営者の動機
１７ ⑥ 秋 資本主義における恐慌の歴史 ～不調和の歴史～
１８ ⑦ 2009年 春 大恐慌について考える ～不調和の考察～ 株価大暴落
１９ ⑧ 秋 ゞ ～社会構造との問題～
２０ ⑨ 2010年 春 ゞ ～米国大統領の政策推進～
２１ ⑩ 秋 アメリカ企業の変質
２２ ⑪ 2011年 春 現代アメリカにおける企業の社会的責任
２３ ⑫ 秋 組織社会
2012年 先生のサバティカル休暇 バーナード 「経営者の役割」 輪読 後半 （遠方勤務の為、参加出来ず）
２４ ⑬ 2013年 春 現代企業の特質
２５ ⑭ 秋 企業支配の変遷
２６ ⑮ 2014年 春 事例Ⅰ ～東京ディズニーランド～ ～グッドリッチ事件～
２７ ⑯ 秋 事例Ⅱ ～GM対ドノバン～
２８ ⑰ 2015年 春 事例Ⅲ コロニアル パイプライン事件 ～植民地風の建物～
２９ ⑱ 秋 事例Ⅳ MEK/29 薬害事件
３０ ⑲ 2016年 春 まとめ編Ⅰ（事例編のまとめ）
３１ ⑳ 秋 まとめ編Ⅱ（全体のまとめ）
３２ 21 2017年 春 経営学の基礎と経営の実践
３３ 22 秋 企業の社会的責任とCSR （転勤の為、未受講）
３４ 23 2018年 春 経営学の基礎と経営の実践 ～H.フィヨールからの発展～ （転勤の為、未受講）
３５ 24 秋 渋沢栄一の経営思想 ～近代日本企業への影響～ （転勤の為、未受講）
☆組織論
３６ ① 2019年 春 組織の歴史と組織論の歴史
３７ ② 秋 近代化と組織 （キャリコン勤務の為、未出席）
～ソフィア・コミュニティ・カレッジ自体が終了。
偶然の受講から今の活動の基礎となる講義内容となり、大切な出会いでした。
