ニュースでは、今年も昨日3月1日より3回生の就職活動が始まったとのこと。また、経団連のルール規制としては最後の年になるとのこと。
自身でも新卒で一回、転職で2回就職活動を経験したが、特に新卒者の場合、就職に対する圧倒的に幅広い情報・ノウハウ・知識がないという意味で不利である。
一方で今週の日経ビジネス3月4日号(No.1984)には、起業のポイントとして、「市場の失敗」が挙げられていた。(詳細は当該誌を参照下さい)
就職市場では、毎年採用を繰り返す企業と一生に多くても数回の活動しか行わない求職者のマッチングが行われている。自身も現在と同じく売り手市場ではあったが、内定を3社得て希望の大手商社からは最後に「解禁日の11月1日(当時は4回生の秋が就職活動の公式開始)に、役員面接があるので朝来てください。」と言われたのだが、状況が良く把握できずに、内定をよりはっきり出してくれた方の希望企業に就職した経験がある。(結局、どちらが良かったとは言えないが)
現在では学校によるキャリアサポートも充実はしてきたが、特に新卒の求職者側は就職市場に対する情報量が当然圧倒的に不足している為、適切なマッチング・市場結果が得られていない可能性も高いように思われる。
折角入社してもそもそもの市場でのマッチング結果が不完全な為に、統計でも入社しても3年以内に辞めてしまう人も多いし、それは企業側にとっても大きなコスト負担となっている。
更に就活ルールが今後より自由になる中での就職市場の不完全さを少しでも補完し、求職者がより満足したマッチング結果を得る為には、より求職者に寄り添った形で情報不足(自己概念も含め)を解消する為には「キャリアコンサルティング」が必要だし、それが結果として求職者の結果満足を高め、企業側のコスト削減にもつながるように感じています。